宝塚受験にオーラが必要って知っていましたか?
私は、オーラというものは「生まれもったもの」と思っていましたが、たくさんのミュージカル俳優の方々や宝塚に入った生徒さんを見ていくうちに、舞台に立つ人や宝塚音楽学校に合格していく人が放つオーラは、「舞台を目指す中や舞台に立っていく中で身についていったと思われるもの」ということに気付かされました。
この記事では、舞台を目指す人たちに歌を指導し、多くの生徒をミュージカルの舞台や宝塚音楽学校の合格に導いた私が、舞台を目指す中や舞台に立っていく中で身についていったと思われる『オーラを出すために大切にしたいこと』をお伝えします。
宝塚受験に必要なオーラとは?

宝塚受験に必要なオーラとは、大勢の人の中にいるのにその人だけスポットライトが当たったように浮き上がって見えてくる、いわゆる目立つ雰囲気を持っていることです。
宝塚音楽学校の一次試験には、面接があります。
その面接試験は、レオタード姿で一組10人ずつに別れ、順番に決められた事項(受験番号・年齢・身長・体重・出身地・出身校・バレエ歴・声楽歴など)を面接官に伝えるというものです。
ものの数分で合否をつけられてしまうという、何とも過酷な試験でもあります。
この試験で、ひと目で目を引くオーラを出していないと一次試験を突破しせっかく習ってきたバレエや歌を披露することさえできません。
宝塚受験でオーラを出すためにレッスン以外で大切にしたいこと!

私は、宝塚音楽学校を受験し(不合格になりましたが)、周りのお友達が合格していくのを沢山見てきました。
またミュージカルの舞台に立っていた時には、元宝塚の方と共演をし、舞台でも舞台の外でもオーラを放つ様を見てきて「なぜそんなにオーラがあるのですか?」と直接聞いたこともあります。
自分が歌を教える立場になり宝塚を目指す生徒さんを多数見ていくうちに、「この子は受かりそう」「この子は受かりそうなオーラがある」というものが不思議と分かるようになってきました。
その人たちの特徴!
それは
・外見を磨いている
・素直である
・自分の意見をはっきり言える
・人に感謝をする気持ちを忘れない
この4つのことを大切にしています。
外見を磨いている
オーラがある!と思いながらも、最初に目に入るのはやはり外見の良さです。
外見の良さと言っても、顔が美しい、整っている、などを指すのではありません。
それでもオーラを放っている人は、美しく見えますよね。
外見の良さ、美しさのポイントは3つ。
・姿勢の良さ
・笑顔
・清潔な肌
具体的に説明していきますね。
姿勢の良さ
背筋がスッと伸びていて、首が真っすぐに伸び、目が前をしっかり向いている。
宝塚の面接試験の際も、この姿勢が身についているかどうかをみられます。
最近は、スマホなどをみるせいか、頭が下に傾き首が前に出てしまって、猫背で歩いている人が多いですよね。
姿勢の良さは、日々の習慣が何よりも大切。
常に誰かに見られている意識を持ち、背筋を伸ばして立つことを心がけていきましょう。
笑顔
宝塚の舞台の名物といえば、ラインダンス!
ラインダンスは大勢の人が揃って足をあげたり踊ったりするのが圧巻なのですが、何よりも素晴らしいのがどんなにハードな踊りでも誰一人笑顔を一秒たりとも崩さないこと。
どんな時も笑顔でいることができるのは、それだけでオーラを放つものです。
私が宝塚受験のために通っていた受験スクールの恩師は「笑顔でずっとラインダンスを踊り続けることができる子が宝塚受験を制す」と言っていたくらい、笑顔は宝塚受験において忘れてはなりません。
はりついた笑顔ではなく、自然な笑顔がいつでもできるよう、心がけていけるといいですね。
清潔な肌
私がお会いした元宝塚のミュージカル俳優さんたちは、肌がめちゃくちゃキレイでした。
日々のお稽古で汗を流し代謝も良いうえ、しっかりとケアをされていると聞きました。
私が教えていた宝塚に合格された生徒さんたちも、肌に清潔感があり、規則正しく健やかな生活をされているのが容易に推測できました。
実際彼女たちのお母様にお聞きすると、食事に関してしっかりとサポートされているとお聞きし感心したものです。
清潔な肌は、日々の賜物。
子供の頃から肌のお手入れはしっかりされておくことをおすすめします。
人の意見を素直に聞く
宝塚音楽学校において、上下関係の厳しさはとても有名な話です。
先輩が「白」と言えば例え黒のものでも「ハイ!」というという逸話さえあります。
これは極端な笑い話ではありますが、人の意見を素直に聞きましょうというのが根底にあるもの。
指導されたことは、まず素直に「ハイ!」といって取り組む姿勢は、小さいうちから身に着けておきたいことですね。
自分の意見をはっきり言える
人の意見を素直に聞けることと同様に大切なことが、自分の意見をはっきり言えること。
ただ、言われたことだけをやるのではなく、自分の考えを持ちそれをはっきり意見として言えることは、ハキハキと受け答えし、ブレがない自分を持っていないとできません。
宝塚の面接の試験において、ハキハキと答えることができるのは滑舌よく聞えますし、滑舌よく聞こえることは舞台において通る声が出せるということにつながるのです。
人に感謝する
宝塚に合格された生徒さんからは、各シーズンごとに挨拶やお礼状などとしてお手紙をいただきます。年賀状、暑中見舞いから、出演する舞台の案内、そして観劇に行けば自分自身の出演する場面や立ち位置、そして観劇のお礼状と次回の舞台の案内を欠かすことなく、毎回手書きでお知らせしてくれます。
受験時期にほんの半年~1年関わっただけの私に、このように感謝の気持ちを持ち続けてくれるということは、他のお世話になった諸先生たちにも感謝の気持ちをもって接していることでしょう。
舞台に立つということは、たくさんの人の協力で成り立っています。
舞台の裏で働く、舞台監督、大道具、小道具、照明、音響、衣装、ヘアメイク、制作、演出、オーケストラ、チケットを売る方、劇場で働く方、そしてお客様。。。
感謝なくしては、舞台に立つことなどできません。
人に感謝を持つことが自然にできるようになることは、舞台を目指す人間にとって必要なのは言うまでもないですね。
宝塚受験でオーラが出るかは日々の心がけと習慣で決まる!

宝塚受験でオーラが出るかどうかは、日々の心がけと習慣で決まってきます。
姿勢を正し、笑顔が自然にあふれ、清潔な肌が輝き、
外見がさらに輝くためには、
素直で、自分の意志をしっかりもち、人への感謝を忘れない内面が大切です。
1日でオーラが出るようにはなりません。
日々の心がけと習慣が身にしみついたとき、内面からも輝くオーラを放つことでしょう。
まとめ
宝塚音楽学校受験でオーラを出すためにレッスン以外で大切にしたいことは、
・外見を磨いている
・素直である
・自分の意見をはっきり言える
・人に感謝をする気持ちを忘れない
ということ。
外見は、姿勢・笑顔・清潔な肌を大切にしながら磨いていき、
人の意見を素直に聞き、自分の意見を持ち、人に感謝する気持ちを大切にする内面も磨く。
子供の頃から外見と内面を磨くことを大切にし、自分に自信を身に着けていけば、宝塚音楽学校を受験するときには、オーラが出ていると言われることでしょう。
そして、そのオーラが出ている上にバレエや歌が宝塚音楽学校の求める実力があるのであれば、合格する可能性は非常に高くなります!
ぜひ参考にしてみてください。